「やってみたい趣味」の常連「楽器演奏」
「楽器習得」
この言葉から皆さんはどんなイメージを抱きますか?
「難しい」「挫折しそう」「楽器はお金がかかる」「先生を見つけるのが大変」「家で練習できない」
これらはすべてマイナスのイメージですね。
反対にプラスのイメージとしては
「楽しそう」「カッコいい」「いろんな人と友達になれる」
まず先にマイナスイメージはポンポン浮かびましたが、思いのほかプラスイメージが浮かばないものですね。
これは人間そのものの発想がマイナス的なのか、もしくは私がマイナス的人間なのか??これはよくわかりません。
もっともプラスイメージとしては「楽器が無くても楽しめる(打楽器)」「部屋にあるとインテリアとしても雰囲気が変わる」「一生楽しめる」「お小遣い稼ぎもできる」などなど色々ありますが、細かいかなぁと。
いずれにしてもプラス、マイナスどちらの面もあるわけですね。
楽器に限らず主体的に続くモノって、やっぱり出会った時の「感動」が大きく影響すると思います。
学生の部活や何らかの事情で「やらざるを得ない」から始まり、続けるうちに面白くなるというケースももちろんアリですね。
ただ「何かやりたい」という漠然とした気持ちでは続かない可能性が高いんじゃないでしょうか。
思いもよらぬタイミングで何かに出会って、ズッポリハマる。そんな出会いがあれば何よりですが・・
私が打楽器に出会ったのはもう25年近く前のこと。
中南米をバックパック背負って周っていたときに、メキシコのとある公園で出会いました。
パーカッションを中心に、管楽器やら電気を使わなくてもじゅうぶんな音量が出る楽器を持ち寄り演奏している集団がいたのです。
その周囲を見物客が囲み、好きにノッたり踊ったりしていました。
東京の代々木公園なんかでもそんな人たちがいるかもしれませんね。
その瞬間がとても心地よく、いまだに打楽器、およびリズムに飽きることがありません。
その後日本に戻ってからジャンベ(西アフリカ)の太鼓クラスに通ったりしました。
教わった経験があるのはジャンベだけで、それ以外はいわゆる自己流。
ジャンベに関しても特にアフリカのスタイルを学びたかったわけではないので、正直なところクラスに通っていましたがあまり楽しくはありませんでした(学んだことは今も役に立っています)。
楽器に関しても「弦楽器」「笛系」「鍵盤楽器」「打楽器」いろいろジャンルがあります。
どれが好きなのかはもちろん個人次第。
私は打楽器しか知らないので打楽器の魅力しかお伝えすることもできません。
打楽器は何と言っても入り口が広いのがいいですよね。取り合えず叩いてみれば音は出ますし。
楽器が無くてもそこら辺にあるものでも代用可能という点も素晴らしい。
数年前の話ですが、あるラジオパーソナリティ(女性)が番組で「ドラムを習い始めました!」と話していました。
楽しくて仕方がないらしく、家でティッシュケースと割りばしで延々と練習しているんだそうです。
これなんかちゃんとした楽器が無くても練習できる打楽器の良さですね。
私が思うに、世界の中には太鼓を叩きたくても手に入れられない人がゴッチャリといるでしょうね。
そんな人たちも身近なバケツやら何やらを使って、演奏を楽しんでいるとも思っています。
一番重要なのはその情熱「パッション」ですからね。
ところで打楽器というと真っ先に浮かぶのはドラムですかね。
だからと言って「ドラムを始める」のは、なかなかどうして敷居が高いと思います
もしこの記事を読んでみて多少なりとも打楽器に興味を持ってくださる方がいたら、小さな「シェーカー」で遊んでみることをお勧めします。
割りばしや、手や指で机やももを叩くことでも体感できるかもしれませんが、すぐに楽しさを感じられるかは難しい気がします。
その点好きな音楽に合わせて小さなシェーカーを振ってみれば、打楽器やリズム志向のある人はすぐに楽しいと感じるかもしれませんよ!
しかしシェーカーは小さくて振るだけだからといえ、決して侮ることは出来ません。
初めてで安定して振るのは難しいかも。そんな時には片手ではなく両手で包み込んで振るのがいいですよ。
シェーカーも手近なもので代用可能ですし、アイデア次第です。
プロパノータは私の中では「打楽器」ですが、多くの方は純粋な「打楽器」という捉え方をしている人は少ないかもしれません。
奏法が「打って音を出す」というだけで、イメージ的な打楽器感が少ないですからね。
冒頭に上げた楽器に対するイメージ。
マイナスイメージに対してはプロパノータはその心配は少ないと思っています。
「難しい」⇒簡単で誰でもスグにその場で音を楽しむことが出来ます。
「挫折しそう」⇒音を楽しむだけなら練習が必要ということもないので、ご自身の好きなペースで楽しむことが出来ます。
「お金がかかる」⇒楽器以外でもお金は掛かります。その一方で上手くいけばお小遣い稼ぎが出来ます。
「先生を見つけるのが大変」⇒確かに大変。しかし「習うより慣れろ」の方が百倍重要です。楽器とじゃれ合っていれば自然に上達します。
「家で練習できない」⇒家で出来ます。プロパノータは出来るだけ小さな音で鳴らすことが上達への道であり、美しい演奏へと繋がります。
プラスイメージに関して
「楽しそう」⇒確かにとても楽しいです
「カッコいい」⇒演奏している場を見たらそう見えるかもしれませんね(これは楽器に限らず活き活きしている人はみんなそう見えるでしょ)。
「いろんな人と友達になれる」⇒確かにそうです。しかし私に関しては出会うことは多いかもしれませんがマメマメしさがなく連絡不精なのでそう言い切れません(これも楽器云々の話ではなく、その人個人の資質ですね)。
楽器が出来たからと言って人生に大きなドラムが起こるとは決して考えていませんが、日常生活にささやかな明るさはもたらしてくれます。
そこから先はあなた次第。
素敵な音楽世界への扉が開くことを願っています。