金属製スリットドラム「プロパノータ」とは

楽器初心者でも感覚的に楽しめます

この10年前後で世界各地で製作され始めたまったく新しい楽器です。

金属でできた円盤状の打面に切り込み(スリット)を入れたもので、スリットをバチ、または手で軽く叩けば素晴らしく美しい響きを放ちます。

切込みの長さにより音階をつけることが可能で、木琴や鉄琴のようにメロディを奏でることも出きます。

最大の特徴であるその美しい音色のお陰で、何も考えずにただ音を出しているだけで演奏者も、また周囲で聞いている人も不快になることなく逆にリラックスすることが出来ます。

私自身、この楽器の黎明期である2007年頃より試作を始めました。

当初は廃棄処分待ちの「ガスボンベ」を再加工していましたが、現在では一部のタイプを除いてすべて新品の鉄素材を用いて製作しています。
(空だからとご家庭に余っているボンベを処理せずに加工した場合、爆発の恐れがあるそうです。プロパノータでは適切な処理を行っていただいたもののみを使用していました)


「楽器」とはいえ、音の出る「道具」にすぎません。道具である以上どなたでも簡単に扱えることが理想ですが、強い意志がなければ習得するのが困難な楽器もたくさんあります。

プロパノータはそんな強い意思がなくても遊びで上達可能です。

見た目もかわいらしく存在感もあります。ぜひ皆様のアイデアで使い倒してください。

 

プロパノータの特徴

楽器スペックとしての特徴

  • 音数が多い(オクターブ入り)
  • ピックアップマイク内蔵可能
  • 低音から高音までのラインナップ
  • 見た目がカワイイくて楽器感がない

演奏における特徴

  • 楽譜の知識や音を出すための猛練習などが不要
  • スイミングキャップミュートなど音色の変化が可能
  • 「メロディ」「リズム」「ハーモニー」という音楽の3要素が一つで表現可能

制作者の意図

  • 他メーカーとは異なり、アンサンブルや他楽器との合奏を重視
  • 出来る限り使用者の要望に応える姿勢
  • ユニークであることを目指す

タイプ別紹介

《 P6 》プロパノータ6音階  ¥19,800~(税  / 送料込み)

プロパノータ琉球音階

 

通常タイプ

 

ライト入り(オプション)

 

模様入り(オプション)

 

限定品

  • 6音階。どのように演奏しても音楽的に聞こえる5音階(ペンタトニックスケール)にもう一音追加したモデル。追加の一音は最低音のオクターブ違い(例 ドミファソシドの6音)。
  • 基本音階は南国情緒あふれる「琉球音階」(キーは変更可能)。
  • マグネットチューニングにより他の音階へと移行可能。(初期設定では一般的な5音階移行用部分に目印のにシールを付けています)。
  • 底部のネジにより「ビビリ音」のオン・オフが調節可能。 *ビビリ音とは「さわりノイズ」とも呼ばれるジリジリ音です。

商品コード

P6

価格

¥19,800(本体価格¥18,000 )送料無料

音階

6音階

直径

約22cm

高さ

約13cm

重さ

約1,5kg

付属品

マレット(2本)、スイミングキャップ、チューニングマグネット

 

《 P10 / P13 》プロパノータ「多音階」サイズ小

  • 音板が2重になったタイプ(オクターブ違い)
    • これは世に出てまだ間もないこのタイプの楽器の中でもさらに珍しいタイプです(恐らく世界でもプロパノータだけでしょう)
  • ピアノでいうところの全音(白鍵)と半音(黒鍵)を別々にしています
    • ひとつの円盤内に全音、半音を入れることは可能ですが、音が近く濁った印象になるために分けています。
  • ピックアップマイク内蔵。
    • 標準装備でピックアップマイクが内蔵しています。これによりエフェクターを使用しての演奏など表現の幅が大きく広がります。
  • 2重に重なった音を調整することで独特の持続音が生まれ「ホワァ~ン」というように、後から音が大きくなっていく効果を入れてあります。
  • 素焼きにより表面の色味を変化させたのち、焼き付けクリア塗装をしています。カラフルなタイプと違い素材感が強調され飽きの来ない仕上げとなっています。
  • 半音階の「P10」にはチューニングマグネットが付属します。これにより半音階を全音階へ移行することが可能です。
  • 10月以降は「P13」にもチューニングマグネットが付属いたします。

 

 

商品コード

P13(全音タイプ)

価格

¥41,800(本体価格¥ 38,000)送料無料

音階

13音(ドレミファソラシドレミファソラ)

直径

約22cm

高さ

約13cm

重さ

約1,5kg

付属品

マレット(2本)、スイミングキャップ、

ピックアップマイク内蔵、チューニング用マグネット

 

商品コード

P10 (半音タイプ)

価格

¥35,200(本体価格¥32,000 )送料無料

音階

10音(全て半音ドレファソラドレファソラ)

直径

約22cm

高さ

約13cm

重さ

約1,5kg

付属品

マレット(2本)、スイミングキャップ、

チューニングマグネット

ピックアップマイク内蔵

 

《 P15 / PG10 》プロパノータ「多音階」サイズ大

  • 音板が2重になったタイプ(オクターブ違い)
    • これは世に出てまだ間もないこのタイプの楽器の中でもさらに珍しいタイプです(恐らく世界でもプロパノータだけでしょう)
  • ピアノでいうところの全音(白鍵)と半音(黒鍵)を別々にしています
    • ひとつの円盤内に全音、半音を入れることは可能ですが、音が近く濁った印象になるために分けています。
  • ピックアップマイク内蔵。
    • 標準装備でピックアップマイクが内蔵しています。これによりエフェクターを使用しての演奏など表現の幅が大きく広がります。
  • 2重に重なった音を調整することで独特の持続音が生まれ「ホワァ~ン」というように、後から音が大きくなっていく効果を入れてあります。
  • 素焼きにより表面の色味を変化させたのち、焼き付けクリア塗装をしています。カラフルなタイプと違い素材感が強調され飽きの来ない仕上げとなっています。
  • 半音階の「P10」にはチューニングマグネットが付属します。これにより半音階を全音階へ移行することが可能です。
  • 10月以降「P15」にもチューニングマグネットが付属いたします。

 

 

商品コード

P15(全音タイプ)

価格

¥57,200(本体価格¥ 52,000)送料無料

音階

15音(ドレミファソラシドレミファソラシド)

直径

約25cm

高さ

約16cm

重さ

付属品

マレット(2本)、スイミングキャップ、

ピックアップマイク内蔵、チューニングマグネット

 

 

商品コード

PG10 (半音タイプ)

価格

¥41,800(本体価格¥ 38,000)送料無料

音階

10音(全て半音ドレファソラドレファソラ)

直径

約25cm

高さ

約16cm

重さ

付属品

マレット(2本)、スイミングキャップ、

チューニングマグネット

ピックアップマイク内蔵

 

《 P-Al》プロパノータ「アルミ低音タイプ」サイズ徳大

参考画像。無塗装状態です。

  • 素材はアルミ。直径はプロパノータシリーズの中で最大ですが軽いです。
  • 一般的な音階(C4)よりも1オクターブ低い音階になっています。
  • 上下を中央のボルトで固定、ゴムラバーで周囲を覆うことで、音の余韻を短くし低音伴奏タイプとしています。
  • 付属のシリコンシートをかぶせての演奏は「ブィブィ」とノリが出て、攻撃的なサウンドになります。

商品コード

P-Al

価格

¥32,000 (本体価格¥28,800)送料無料

音階

8音(ドレミファソラシド)低音

直径

約28cm

高さ

約15cm

重さ

付属品

マレット(2本)

ピックアップマイク内蔵

 

 

よくある質問

音階や色の変更は出来ますか?

可能な範囲内で変更できます。

音に関してはボディサイズも重要になります。特にサイズ小(直径約22センチ)で低音を入れて欲しいとのご要望を過去にも受けましたが、そのサイズでの低音はお勧めできません。

楽器の音ではなく「グァワァ~~ン」という鐘の音になってしまいます。

カラー変更はサンプルカラーをご確認ください。

それ以外のカラーの場合には、可否を含めて個別に対応させていただきますのでお気軽にご連絡ください。

ピッチはいくつですか?

A=442Hzにて調整しています。

それ以外にご指定の周波数へのご変更も無料で対応いたします。

手でも叩けますか?

叩けます。

しかし初めての方は始めは力が入ってじゅうぶんに音を響かせることが難しいかもしれません。ムチの先がモノに当たって跳ね返るような感じで、上への意識が大切です。

単なる慣れの問題ですので、力を抜いてリラックスできればすぐに音は出せるようになるでしょう。

しかし本来マレット(バチ)での演奏を想定しています。手で叩くことはドラムや鉄琴、木琴を手で叩くようなものです。音量や表現力の点でマレットに軍配が上がります。

サイズが違うと何が変わりますか?

生音での音量が違います。

ボディサイズが大きい方が当然音量も大きくなります。

もし人前でのパフォーマンス等をお考えの方はサイズ大の方が良いでしょう。

ご自宅で自分が楽しむためであれば、サイズ小で問題ありません。

日常的なメンテナンスやアフターサービスはどうなっていますか?

日常的なメンテナンスは特に必要ありません。

金属製スリットドラムの構造的特性として、いずれ音が低くなる可能性があります(叩き方にも左右されますが)。

なるべく力を入れずに優しく叩くことを心がけてください。

また優しく叩くことがこの楽器の音色を引き出すことにつながります。

音程再調整の場合は1年以内では無料で再調整いたします。

1年以上経過した場合は1音につき¥2,000で再調整いたします。

再調整では削ったり溶接したりする必要もあります。その際、外見上を完全に再現することは出来ませんのでご了承ください。

どちらの場合も当工房への送料はご負担ください。

 

音の数は多い方がいいですか?

必ずしもそうは思いません。

大別して「曲を演奏」するか「打楽器的に使う」かによります。

曲の演奏には音の数が重要ですのでP15やP13などの多音階になります。

しかし、打楽器的に使うのであれば音の数は3~4音で十分だと考えています。

ソルフェジオ周波数でも作れますか?

作れますが、まったくお勧めしておりません。

理由は「暗い」「狂う」の2点です。

「暗い」はそれぞれの音が暗いわけではありませんが、連続的に叩くと「暗い印象」でまったく「音楽的」ではありません。

「狂う」はこの構造の楽器の宿命として、いつかは「音が低くなる」可能性があります。楽器としてならば1ヘルツ2ヘルツ狂っても、私の耳では聞き分けられません。ソルフェジオに関しても1ヘルツ狂ったとしても音の違いに気づく方はほぼいないと思います。

ですが、ソルフェジオ周波数はその厳密な周波数に意味があるものだと思います。その点が保証できない以上、またその可能性を知りながらご注文をお受けすることは製作者として不誠実でもありお断りしています。

過去にはその点まで考えが及ばず、ご注文を受け製作販売いたしましたが、オークションサイトなどで転売されていました(きっとつまらなかったのでしょうね。。)。

マグネットチューニングはどれくらいの範囲で音を変えることが出来ますか?

マグネットはひとつでおおよそ1音変化できるよう選択しています(音が低くなります)。

同じ音板に複数個のマグネットを付ければそれだけ変化の範囲は大きくなります。

演奏のコツはありますか?

私がお勧めしているのは3点。

ひとつは「出来る限り小さい音で叩く」。

もう一つは「片手で叩く」。

そして気持ちの良い音を繰り返すことです。

ひとつめの意識的に小さな音で叩くことは、何も考えずに叩くよりも難しいです。

そして音が小さければ自らが奏でる音へ神経も集中し、同時に音への愛着も生まれるでしょう。

音楽的な強弱をつけることへもつながり、結果的に「気持ちのこもった音」になり魅力のある演奏が出来ると考えています。

ふたつめの「片手で叩く」というのは、両手でいきなり叩くとやたらと叩いてしまいがちになります。

初心者の段階では、左右の手をうまくコントロールしながら叩くというよりも交互に「タン・トン・タン・トン」叩く傾向があります。

あまり音楽的ではないかもしれません。

その場合、片手だけでゆったりと叩いてみてください。

単純に「音を楽しむ」という姿勢が良いでしょう。

慣れてきたら少しづつもう片方の手で音を入れるようにして、両手でのコントロールを取り入れていってください。

最後の繰り返しはたくさんの音を使う必要はないので、気持ちの良い数音を繰り返すことが大切です。

その中でたまに違う音を使ったりすることで変化も生まれ、展開が開けていきます。

以上の3点を意識するだけでも演奏がグンとよくなります。

 

 

アルミタイプで2オクターブもありますか?

現在のところございません。

アルミは鉄素材と比べ軽く、音色に若干の違いもあり魅力的ではありますが、過去の試作により高音部の響きにかなりバラツキがありました(よく響く、響かない等)。

加えて当工房ではアルミ溶接の設備、技術などもなく、満足のいくものが作れません。

鉄に比べ余韻の短さを利用した「低音タイプ」のみとなります。

サビますか?

あまざらしで屋外に放置すればいつかはサビるでしょう。

全て内部も含めて焼き付け塗装を施してありますのが、基本的にはサビの心配はないと考えています。