タングドラムは音板の切込みの長さで音程を調節しています。
演奏しているだけならば物理的にその切込みの長さは変わらないはずで、結果的に音も狂うことは無いと思われるかもしれません。
しかし実際には音が狂う可能性をはらんでいます。
具体的には音板の根元が金属疲労を起こし「音が低くなります」。
これはどのメーカー製でも同じことであり、タングドラムの構造に由来すると考えています。
音板を打つと例えば「ド」の場合、一秒間にに約260回振動しています。
その振動を音板の根元が支えています。
音板を打つ際の強さ、また優しく鳴らしても時間の経過とともに金属疲労は蓄積し音が低くなる可能性があります。
音が狂った際に「再調整」を受け付けているかどうかは各メーカーによりますので、その点も考慮に入れタングドラムをお選びいただくことをお勧めします。