選択のアドバイス

金属製のスリットドラムが気になる方は少しづつ増えてきている状況だと思います。

しかし一番の問題は街の楽器屋さんで直接触れることが難しい点ではないでしょうか。

結果的に現物を確認せずにネットでのご購入となりますね。

どんな用途を思い描いているかは人それぞれですが、購入する際のご参考になれば幸いです。

楽器を始めるきっかけとして

「サササササササッ」って何事もすぐに始められる人はいいですよね。

まずはやってみて、自分に合わなければさっさとやめちゃえば。

音の数について

どうせなら「少ないよりも多い方が良い」と思うところでしょうが・・

結局は「何がしたいのか」が重要です。

音の配置について

配置はメーカーごとに違います。複数所有する可能性があるのならその点も考慮に入れたいところです。

音階について

音階ってものすごく種類があるけど、「そんなに気にしなくてもいいんじゃないかな」って話。

 

重要です「サイズ感」

運搬をお考えなら直径だけでなく重量も大切です。

音の良し悪しはあるか?

「無いです!」でも楽器ごとに違いはありますよね。どんな感じで音は決まっていくのかな。

代表的な3タイプ

おそらく金属製のスリットドラム(タングドラム)を製作しているメーカーはすべて「ヒーリング的なサウンド」をその特徴としていると思います。

私は「ヒーリング楽器」に限定されてしまうと「楽器としての成長が止まってしまう」と製作当初より考えています。

その思想は未だに変わらず、結果的に私が製作しているものは他メーカーが目指しているものとは少々趣が違うかもしれません。

あくまでも「楽器」として他の楽器(他の人)との演奏を楽しむことを前提にしています。

 

【 まずは楽器を手に入れて始めてみたい方 】

 

P6(6音階)

一番の特徴は「音の数が少なく不完全」ということです。

この場合の不完全とは「6音しかないので曲を演奏するのには適していない」というだけのことです。

逆にこの組み合わせの音は「不正解」というものが存在しませんので、すべての演奏が「正解」と言えます。

 

さらに音の数は少なくても応用範囲が大きく、音の輪郭もはっきりしているという利点はとても重要です。

特に「自由に音を楽しみたい」というかたには一番オススメです。

付属のチューニングマグネットを使うことで「琉球、メジャー、マイナー」それぞれ雰囲気の異なる音を楽しめます。

マグネットを使って音階を変更する際にはあらかじめ印が付いています。そしてその印以外の部分にマグネットを付ければあなただけのオリジナルな音階を生み出すことも可能です。

 

6音ありますが基本となる音階は5音階「ペンタトニックスケール」というものです。

この音階には大きな可能性が含まれていますので、ぜひ一度「ペンタトニックスケール」で検索してみてください。

私も最も使う頻度が高いタイプとなります。

カスタム範囲も広く「自分だけの一台」を手に入れるのも良いですね。

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【 yoga , 瞑想、ヒーリング。深い音色でリラックスしたい方 】

 

P12(12音階)

2重になっている音を調整することで「フヮ~ン」と後から音が浮かび上がる効果を与えています。

その音をいかにうまく使いこなすかがポイントになりますが、決して難しいことではありません。

「一音一音を愛おしいと思いながら味わう」ことだけです。

派手で動きのある演奏よりも「しっとりと余韻を楽しむ」という鳴らし方が一番適しています。

 

サイズは直径約25cmとP6タイプ(直径約22cm)より一回り大きいため、生音のボリュームも大きくなります。

2重の音板タイプには直径約22cmのものもあります。

個人的に自宅などで音を楽しむことには直径22cmサイズでも問題ありませんが、何らかのパフォーマンスをお考えの方はこちらのサイズをお勧めしています。

 

基本的な音階はP6同様に「5音階」をベースにしています。

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【 民族系の打楽器がお好きな方 】

 

PW(両面音階)

「表・裏」両面に音板があるため互いの音が共鳴し、そこに意図的に発生させたノイズを乗せることで攻撃的なサウンドを生み出します。

ノイズはオンオフ切り替え可能で、オフ状態では両面の共鳴効果により音が揺らいで癒し効果が高くなります。

水の中で音を聞いているような感覚です。

しかし「癒し効果」では本来の持ち味が発揮できません。

「ノイズ」をいかに演奏に取り入れることが出来るか、その点が重要になります。

ドラムではなく「民族系パーカッション」がお好きな方には一番お勧めのタイプになります。

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