「スリットドラム練習会」改め「スモール打楽器の会」

「スモール打楽器をマスターする会!」

  • 日時:2023 / 2 / 19 (日) 13:00~17:00
  • 場所:スガイ打楽器製作所(東京都葛飾区白鳥3-8-7) 最寄り駅:京成線「お花茶屋駅」徒歩約10分
  • 参加費:2,000円
  • 人数:5名(要予約) ご予約はメールまたは電話にて 03-6873-9593

 

 

先日29日の「スリットドラム練習会」」参加いただいた皆様ありがとうございました。

3名様のご参加。

ひとりは毎回来て下さる男性。

ひとりはプロパノータ所有の男性。

ひとりはひょんなきっかけで中国製17音階のスリットドラムを手に入れた(貰った)女性。

 

スリットドラムを製作している私としては「スリットドラムの可能性」や「スリットドラムの輪」を広げるという趣旨で都合3~4回開催してきました。

 

しかしその内容や参加率を考慮し、今後は「スリットドラム」にこだわることをやめてみようかと思います。

 

なぜか???

 

それはスリットドラムを軸にして「曲演奏」もしくは「打楽器的」をやっても、参加してくださった方の直接的なプラスにはそれ程ならない気がするからです。

 

どちらも中途半端になってしまいますよね。

 

この練習会では「誰かにスリットドラムで曲の演奏をしてもらい、他の人が伴奏などで肉付けをしていく」。

そんな普段一人ではできないことをやってみましょう、という狙いが大きかったのですが、伴奏などで考えていたのは「他の打楽器も使って」ということでした(打楽器的奏法にもチャレンジとも謳っていましたのでね)。

 

しかし楽器持参をお願いしていましたので、参加者が主に使うのは、そして使いたいのは当たり前ですがご自身の楽器。

仮にわたしが「ハイ、これでやってみましょ」と言って他の楽器を渡せば当然その楽器をつかってはくれます。

 

「でも、それって本人が望んでいるのかな?????」

 

「スリットドラム練習会」をお題目に上げている以上、スリットドラム中心が望ましいですよね。。。でもスリットドラムだけだと・・・(中華製は音がちょっと薄くて他の楽器との合奏では使うのは難しいかな、とも感じております)。

 

さほど打楽器にも関心はなさそうだし・・・

 

そのあたりでジレンマを感じてしまいます。

 

・「スリットドラムがやりたいのか?」

・「打楽器的即興がいいのか?」

 

奏法の分類からも打楽器の範疇に入るスリットドラムですが、所有者の考え方において「上記の2つは全く別物」というのが私の結論。

今まで参加してくださった方は「楽しんでくれた」とは思いますし、私も毎回楽しく、感謝していることは事実です。

 

しかし、出来る事なら「楽しい」だけではなく、その先の「ためにもなる」ことをもっとお伝えしたいのですよ。

 

ちょっと上から目線かもしれませんが、私自身は「演奏者」であるわけではなく、ただの愛好家に過ぎません。

しかし打楽器(種類を問わず)で、単純だろうと複雑だろうとリズムを刻んでいるだけでとても楽しめます。

その「好き、楽しー」がなければつづきませんからね。

更にその楽しさを続けてきたことで、それなりに蓄積されたものも当然あります。

なにかを「押し付ける」ような趣味は私には一切ありませんが、それらを共有することでプラスになることはあるにせよ、決してマイナスにはならないでしょう。

さらに打楽器に的を絞れば、たとえ違う打楽器の説明であっても参加者すべての方に相乗的な効果が期待できます。

 

私としては、皆さんにもぜひとも「打楽器沼」にどっぷりハマって欲しいのです!

そのためにはやはり「打楽器やりたい!!」「やってみたい!!」が強い人の方が何かと望ましい。

そのような結論です。

 

さらに参加費を倍額にしました(¥1,000 ⇒ ¥2,000)。

「本当にやってみたいな!」そんな気持ちをお持ちの方にお越し願いたいのでハードルを上げてみます(それもで一般的価格ですけどね)。

 

ちなみに「スモール打楽器の世界」と題したのは、工房は特に防音対策等はしていませんので大音量で打楽器類をぶっ叩くことは出来ません。

ですので基本的な使用打楽器群はあまり音の大きくない楽器になります。

「アフリカのジャンベなどを思いっ切りたたいてスッキリしたい」ということは出来ません。

 

その反面、音量をさほど上げなければリラックスして音を出すこともできますし、ご自身の出す音はもちろん、他の人が出す音にも耳を傾けやすくなるという利点も大きいのです(自分の音を出しながら人の出す音にも耳を傾ける、非常に大事なことです!)。

 

もちろんスリットドラムも打楽器の中のひとつですので、スリットドラムをやっている方も大歓迎です。

「手で鳴らす」か「マレットで鳴らす」かにもよりますが、どちらにせよ打楽器をやればスリットドラムも簡単に使いこなせますし、活用の幅も広がることは間違いありません。

いろいろ打楽器をやってみればスリットドラムの見方もきっと変わりますよ。

 

手ぶらでも楽器持参でもどちらでもオッケーです(楽器は何かと工房にあります!)

打楽器でなくてもあまり音量の大きくない楽器をお持ちの方で興味がおありの方、是非ご検討ください。

 

打楽器以外で工房にある楽器は

ギター、キーボード、ウクレレ、大正琴、オタマトーン、インスタコード、トイピアノ・・・そんなものかな。

それぞれの楽器の程度はともかく、あることはありますのでこれらの楽器も駆使してくださればありがたいです。

 

打楽器では・・いろいろですね。

 

「今日の一曲」

またまた当時の記憶をよみがえらせてのあやふや記述。

確かパキスタンのミュージシャンたちが国の情勢などにより音楽の仕事を続けることが困難になってしまい、、、コレに至った。。。

「困難になってからコレに至るまでのいきさつ」

この「いきさつ」が大切ですよね。忘れてしまいました。

だれか「タブラ」に興味を持って始めてくれないかなぁ。。

「世界一難しい打楽器」と言われ続けていますが、動画のような「超技術!」を目指さなくてもとても面白く魅力にあふれた打楽器です。

主に指で演奏しますが、指は人間の器官の中でも最もちょこまか動かせますから大丈夫!

やりましょ、出来ますよ!

 

非常に軽薄な文章にて紹介していますが、洪水被害が続いているパキスタン。

深刻な問題だ。