即興演奏って結局はどんなの?

「即興」とは

型にとらわれず自由に思うままに作り上げる、作り上げていく動きや演奏、またその手法のこと。インプロヴァイゼーションアドリブともいう。ただしインプロヴァイゼーションとアドリブを厳密に区別する者もいる。一般には、音楽・ダンス・演劇の世界において使用される語。

だそうです。

こちらの動画はギターとプロパノータの即興演奏ですが、本当にたんなる即興。

言い換えればたんなる適当。。

ギターは私の友人ですので「ちょっと適当にギター弾いてみて」と頼んで、私がプロパノータを同じように適当に鳴らしているだけです。

これも「即興」。

私自身、「何が即興なのか」よくわかりません。

世の中の音楽はたいていが4拍子。

打楽器、リズムならば4拍子を意識していれば、適当でもたいていは乗り切れるものなのか?

どうなんでしょうねぇ。。。

だいぶ昔のことですが、ジャズギター界でたぶんそれなりに有名な人(それなりの場所でたまに名前を見かける)が開催した「即興ワークショップ」に参加したことがあります。

ご本人は一切の意見やら定義やらは語らず、参加者に演奏をさせるだけ。

その際、メロディ的な事や、リズム的なことをやろうもんならすぐに怒る。

結局、全員が「ウヒョー、ハレハレ、ホレホレ、ウンガウンガ、ドヒャーetc」のようなメチャクチャ演奏をするだけでした。。

「なんだよ、ソレ」

要するに「魂の叫びを引き出せ」ってことなんだろうけど、全員暴れまわるサルのようなことをしただけ。

そのギタリストが終始ふくれっ面をしているので、やたらと緊張感だけはあったけどね。

「即興」=「魂の叫び」とはとうてい思えませんヨ、ワタシは。。

「ジャズの醍醐味はアドリブ」

とは言われますが、それでもメチャクチャなことをするわけではないですよね(フリージャズは別として)。

一応、決まったルール(セオリー?)の中で各自がアドリブを展開するそうです。

しかしルール一辺倒では面白みに欠けるので、そのルールの崩し方などに「個々の味が出る」ようです。

実際に私がやっているわけではありませんが、まぁそんな感じなのでしょうね。

やはり昔のお話ですが、あるジャズバーにてピアノ、ベース、パーカッション(私)で演奏したことがあります。

ピアノとベースの人はずっと譜面から目を離すことなく、アドリブなんかもアドリブとは言いながら定型的なことをやっていた模様。

アイコンタクトももちろんないっす。

そんな中、パーカッションソロ的なことを振られた際のワイのテンションはいわゆる「ダダ下がり」。

ピアノとベースは何度も一緒に演奏しているらしく、パーカッションが入ることでそれまでの演奏の「膠着状態」を崩したかったらしい。

しかし演奏前の顔合わせでもお互いほぼ黙ったままで、その時点から暗い雰囲気。

ワイは完全にその暗さに引きずられていました。

「もうヤダヨ~、ツマンナイヨ~」

自分だけがルールのわからないゲームに参加しているような気がして、本当につまらなかったです。

「なんでもいいから叩いてよ」なんて言われても、実際にその道から外れたら困っちゃうくせに。。

ドラムとパーカッション、打楽器とはいってもひとくくりにはできないよ。

同じ打楽器、リズム楽器とは言えドラムとパーカッションではその役割が違うと思います。

ドラムがリズムの骨格を作るならパーカッションは彩りのようなもんじゃないのかな。

私の個人的な感想では、ドラムはリズムの隙間を作らずに埋め尽くす感じ。

一方のパーカッションはリズムの隙間を作り、そこに他の人が入りやすくする感じ。

これはもちろん個人的な意見で、私自身があまり「ドカドカと叩くよりは、ゆったりと叩きたい」という希望の現われですね。

ジャズドラムのアドリブでももちろん定型的なものはあるでしょうし、やたらと叩けばよいってもんでもないでしょうよ。

「即興」「なんでもいい」。そういわれても素人には困るのぅ。。

しかしながら我々は日常生活を、ほぼ毎日「即興」でやり過ごしていますよね。

「こんなことを話そう」と決めていることももちろんありますが、突発的な事柄などに対しても「即興的」に対応します。

その対応が100%であったかどうかは別ですが。

おそらくそれは「言葉を介する」やり取りだからですよね。

言葉は生まれたころから聞き続け、話せるようになればほぼ毎日「ピーチクパーチク」話してきました。

言葉が完全に使いこなせる道具になっているから「即興」が成り立つのだと思います。

楽器も音の出る道具に過ぎませんので、「完全」とまではいかなくてもソコソコ操ることが出来れば誰でも「即興」なんて出来んじゃないの。

話術にたけた人もそうでない人も重要不可欠なパーツなのですから、必ずしも「技術」が必要ってワケでもないでしょう。

中学生のころ、昼休みにバレーボールをするのが流行りました。

ソッコーで給食を食べてコートを取りに行く。

だいたい、野球部、バレー部、サッカー部などの連中です。

僕はサッカー部でしたので、手でボールを拾うよりも足で反応した方がイケる場合も多々あり、実際に足で返していました。

ちゃんとした試合ならNGだとしても、昼休みのバレーボールなら大いに盛り上がるしゲームも続く(当時は足もOKのルールだったような気もするが)。

でもこれにバスケットを持ち込んだらちょっと違う気がする(バスケをどうバレーに持ち込むのかはわかりませんが)。

話が逸れてしまいました。。

あまりにも逸脱するのはどうかと思いますが、パーカッションをやっている人が「楽しい」とか「オモシロイ」を重視することはとても重要だと思います。

「楽しい」よりもむしろ人を「楽しませる」かな。そこから新たな発見があるかもしれません。

ただ特定の打楽器のみをやっている人は「楽しい」云々以上に、技術的な向上を目指しているかも。

亡くなられてしまいましたが、日本を代表するドラマーであった

「村上ポンタ秀一」さんは

「ドラムは馬鹿でもできる。パーカッションは馬鹿じゃなきゃ出来ない」

との名言を残されていたような気がします。

実際に打楽器は楽器以外のものの多用されますし、そのアイデアもご本人のセンスですからね(その傾向はプロの奏者の方が高いです)。

パーカッションに限らず、出来れば音楽は「心躍る」ような気持ちでやる方が断然いいですよね。

件のジャズバーのように心が死んでいたら、そりゃ悲劇だでねぇ。。。

ところでこのギターとプロパノータですが、プロパノータは裏表の両面構造になっている商品コード「PW」というものです。

叩いている面の反対側にも同じ音が入っているので、その音同士が共鳴し合い「フワフワ」と音が揺れる感じになっています。

私個人の感想では「水面を漂っている」ような感じです。

「PW」のもう一つの特徴はちょっとした「ノイズ」を生み出すことが出来るので、その微妙なノイズがとても効果的で打楽器的な演奏へつながります。

(ノイズは出ないようにオフにすることももちろん出来ます)


お互いの演奏は「即興」で、ギターがプロパノータの音階に合わせてくれているので、プロパノータは何をやってもハズレがないだけです。

と言っても、ギターのタマキさんも「どんな感じが良いのか」手探り状態ではあったそうですけど。

これはお互いに静かな雰囲気で演奏していますが、このタイプのプロパノータならばもっと激しくてもその持ち味を発揮できると睨んでいます。

今のところ金属製のスリットドラムは「癒し一辺倒」ですが、ゆくゆくは打楽器的な奏法にも着目されれば嬉しい限りなのですが・・・

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今日の一曲

金属製のスリットドラム黎明期より私が好きだったアルゼンチンの「Garrahand」

余韻が短く、この「ポクポク」した音が私好みなのです。

このパーカッションのおっちゃん、テキトーそうだよね。

きっとテキトーにやってんだろうけど、やっぱり練習しないとテキトーにやることは難しいですよ。

当たり前ですが何事も練習あるのみ。