Terry Riley’s In C

先日、ものすご~~~くひさしぶりに、ちょっと音楽を聴きに行ってきました。

こちらです⇓

東京原音計画

 

打楽器奏者でプロパンユーザーでもある中野志保さんがプロパノータで参加されるというので見に行ってきたのです。

 

テリーライリーの「In C」という曲だそうで、中野さんに聞くまで私は知りませんでした。

上記の「東京原音計画」さんのメンバーに加え、公募で選ばれた15人の演奏家たちとのアンサンブル。

 

「In C」という曲は全編にわたりメトロノーム的な音(ビート?、リズム?)が流れ、それに従い様々な展開が広がっていくという感じ…で良いのかな??

音楽的な言葉で説明することが出来ませんが。。ちなみにこのメトロノーム的な音はパルスと呼ばれていました。

 

 

皆さんも想像がつくと思いますが、プロパノータのような形状の金属製のスリットドラムは音の余韻が長いです。

それが一番の特徴でもあるでしょうが、リズム的に進行するには余韻が長すぎるでしょうね。

そういった理由からも中野さんはプロパノータに縄を巻いて音の余韻をカットするという、思いもよらぬ方法で望んでいました。

そんなことを思いつくとは私もびっくりでした。

 

こんなの⇓

 

そのミュート効果は場面によってはいかんなく発揮されていたと思いました。

マリンバ奏者らしく、マレットも複数持ち換え演奏していました。

このマレットごとの特性を聞き分けることは残念ながら私にはできませんでした。

 

他にも管楽器、弦楽器、バイオリン、ピアノ、アコーディオン、琴、打楽器などが溢れているので常にプロパノータの音が聞こえているなんてことはありません。

要所要所で浮き上がってきたり、また奥に埋もれていったりの繰り返しですね。

私はとりわけ打楽器群が中心となった時間が格別でした。

タブラ奏者もいたのですが、タブラの音が前に出てくることがそんなになくちょっと消化不良的でもありました。

その打楽器軍団のシーンではタブラもグングン来ていて心地よいことこの上ないわけです。

 

とは言え、スタート時点で管楽器やバイオリンの音が鳴った時からゾクゾク来るものがありましたけどね。

 

ちょっと目を閉じて想像してみてください。

ステージはすぐ目の前(小さな会場ですからね)、奏者がずらりと目の前にいます。

おそろいのTシャツを着ていますが、みんな特に余所行きの衣装といういで立ちではありません。気取った演奏会ではないですよ。

 

おもむろにトン・トン・トン・トン・・・・といわゆるパルスが始まります。

バイオリンの「ヴイ~」って音と管楽器の「プファ~」って音のハーモニーの美しさったら。コントラバスも「ギーコ・ギーコ」言ってますよ。

 

トン・トン・トン・トンのパルスにトントコトントコが加わり音とリズムの厚みが増していきます。

短く単発的なフレーズが各楽器から生み出されては消えていく。。。

もう私の眼はアッチに行ったりコッチに行ったり。

 

大小のフレーズの波の中でピックアップされた楽器の音とフレーズが響きます。これがまたカッコええんじゃないかなぁ・・・

 

さいわいにもわたしは最後方の席だったため、立って見たり座って見たり落ち着きなし!

(コロナですのでお客さんは30人まで。列も3列。当日券無し)

 

この極上な揺らぎがたっぷり40分くらい(もっと?)。

繰り返しって気持ちいいんだよね。

 

言っときますが、これはあくまでも私の印象で細かく細部なんて覚えてっこないですからね。脳内で勝手に変換されてるよ。。

 

音楽を言葉で表現できるほど、私にはその語彙力も展開力もありません。もちろん音楽的な言葉も知らない。

ひとつの映像をリンクに挙げているのでそれを見てください。

 

もうひとつ印象深かったのはホルンの青年でした。

 

なんて言うんだろう?ホルンの「輪っか」の部分を何本も床に並べ、「付けちゃ外し、付けちゃ外し」を繰り返していました。

ほんの「一音のために交換し、また戻し」。

考えてみれば打楽器奏者もたった一回だけしか鳴らさない楽器もたくさん持ち込むわけでしょうから、場面次第で音を変えるという事は当たり前なのかもしれませんが、管楽器の機能性にちょっと驚きを感じたのでした。

 

曲が終わり拍手。拍手なかなか終わらない・・「えっ?もしかしてアンコール的な拍手???」。「そんなの要求しちゃっていいの??」

もちろん聞けるなら聞きたいですが、さすがにもう一回40分は酷でしょう(奏者がね)・・・と心の中で「どうなるんだろう??」思っていたら、さすがにアンコールはなかったよ。。

 

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今日のオマケ

Terry Riley’s In C Mali – Live at Tate Modern | Tate

 

「In C」を知った時にってどんな感じの曲なのかと思い、ユーチューブで検索してみるとズラズラ出てきました。

おまけにどれも長い(40分~)

取り合えず雰囲気を知りたいと思い5分程度のものを見たのですが、ほぼ記憶に残らなかった(別のことをやりながらだったしね)。

 

あらためてなんとなくで選んでみたのがこちらの動画でした。

特にアフリカンだからという事ではなく、本当に適当にクリックしただけ。

 

でも、これカッコイイねえ。