子供たちや高齢者、手がちょっと不自由な方でも使いやすいようなマレットを

今の僕は特に身体の運動機能に問題がなく、マレットでの演奏や手での演奏も不自由なくこなせます。

 

しかし小さな子供や高齢者、身体に不自由がある人たちは僕が簡単だと思っている音でもそうではない場合も多々あることだと思います。

 

上手く手のコントロールが出来ないと、マレット先のゴム部分ではなくパイプ部分が当たり「カンカン」と金属音が出てしまいます。

または力加減の具合で強く押し付けるような形となり、音が響かないケースもあります。

 

特に小さな子供たちは思いっきり叩きたがりますし、「カンカン」と金属音が鳴っても気にしない傾向が多いですからね。

 

 

今のマレットは簡単に作ることが出来て、おまけに音の響きも一番良いという事から定着しています。

 

 

 

以前、ある養護学校に納品したときに手が不自由な子たちでも使いやすいようにと作ったマレットがあり、一旦はマレットに関しての検討もトーンダウンしていました。

 

前回のものはバネそのもの

握りやすいようにT字型

 

そんな中、ちょっと前に身体に不自由があるお客様が演奏動画を送ってくれました。

手や指だけでなく手の甲などを使ったり、もちろんマレットでの演奏もあります。

その際、マレットではどうしても音板部分に確実にヒットできなかったり、パイプ部分の「カンカン音」が強く出てしまったりしていました。

 

その動画を見ながら「ふと」アイデアが浮かび、今回もう一度マレットの工夫を思い立った次第です。

 

ゴム先はそのままで、アルミパイプの代わりに「焼き入りリボン」というバネ材を使っています。

 

これは昨日紹介した「カリンバ」の音のバーに使っているものです。

 

これだと強く叩いてもゴム先以外が打面に当たることもなく、バネ材なのでそのまま跳ね返ってもくれるため、押し付けても響きが止まりません。

 

もう少しバネ材部分の長さや、握りの部分の太さなどで改良の余地がありそうですが、なかなか良い感じになるかもしれません。

期待が持てますねぇ。

 

横から見るとヒョロヒョロ。

でもビヨンビヨン跳ねてくれます。

 

単純なことかもしれませんが、あえて考えていたときにはアイデアが浮かばず、ひょんな時に思い浮かんだりするので、ひとつのことをやるだけでも時間がかかってしまいますね(みんなそうだと思いますが)。

 

細部を見直し、上手く出来たら試してもらわないとね。