ザ・ツボ女
今日いらしてくださったお客様です。
「ツボ」は独特の低音がなんとも心地よい「ツボ楽器」である「プロパ・ドゥ」であることは一目瞭然。誰でもわかるね。
「女」、辞書的に言えば「男ではない性」ということは、つまり女性。これも一目瞭然。文句のつけようなし。
でも「ツボ女」とするとかなり雑な感じがしますね。
どっちも正しい名詞なので、それをくっつけただけなんですが・・・
昨今の風潮で「せっかく来ていただいたお客さんに対して失礼ではないか!」と炎上してくれるとこちらとしてもありがたいお話ですが、ま、その可能性はないのが悲しか。。。
最近のブログの内容がお客さんの事ばかりでしたので、ちょっとブログの導入部に変化を入れてみただけです。
タカハシさま。雑なご紹介で申し訳ございません。。。平にお詫び申し上げます。
別のお客さんからのご紹介だったので、それだけで一気に親近感がわいてしまい、このような砕けた感じとなってしまった次第です。
えっ「悪気???」
ないないないない。。と、反省の色もありません。
タカハシさんは「レンタル品を直接見てみたい」という事でお越しくださいました。
工房所在地の葛飾区隣の江戸川区からのお越し。
近ければ直接来てみるのが一番確実ですからね。
毎日の仕事をこなす中で、今までとはちょっと違う方向の「何か」に目を向けてみたくなったそうです。
そんな中でごく最近に息子さんと打楽器に触れる機会があり、無心に太鼓をたたいていたら「思いのほか心地よかった」そうです。
息子さんもちょっと興味があるかもしれないし、「ちょっとお試しで」といった感じでしょうかね。
タイミングよく「オオツカさんにプロパノータを紹介してもらったし」って感じ。
要するに、これは今風に表現するならば「打楽器沼にハマる可能性がある」ということですな。
大変結構なことです。ハッピーライフですね。
そんなタカハシ様。
件の「ツボ」を抱え、なんとなくご満悦。
プロパ・ドウはね、地味だけどとても気持ちが和らぐ音が出ます。
音量も決して大きくはありません。
でもその独特の「ボワァン」という低音は他の楽器にはない魅力ですね。
HPトップの動画でもご紹介しています。
プロパ・ドウだけを取り上げた動画も撮りたいのですが、私の動画はすべて古いアイフォンでそのまま撮るだけ。
たぶん低音なんかはロクな音にならないと信じています。
そんなものを紹介動画で使えば逆効果と思い込んでいるので撮ったこともないですが。。
トップの動画はよっちゃん(撮影者)が質の高いマイクを使ってくれたのです。
プロパ・ドウはプロパノータよりも先にボンベで作っていた楽器。
その経験があったのでネット上でプロパノータの原型となる楽器を見かけた時にも、「ガスボンベで作れる!」とひらめいたのですね。
もうそれも10数年前の話です。
プロパ・ドゥには「大・小」の2種類がありますが、サイズ大は終了にする予定です。
画像のプロパ・ドゥは塗装が剥げています。
これは完成品に改良を加えてみたところ「とても良くなった」のですが、そこに行きつくまでに苦心したため、再塗装の気力がなくなってしまったのです。
同じ発想で「サイズ大」にも改良を施してみたのですが、まったく効果がありませんでした。
それまでは「サイズ大」の方が断然よかったのですが、「改良後のサイズ小」はサイズ大よりも面白く、ウドゥらしい低音が鳴るので「サイズ大」の価値がなくなりました(無駄にデカくて重いし)。
「プロパ・ドゥ」サイズ大は、そのうち人知れずひっそりと姿を消すでしょう。