今日は都内よりヤマシタ様がお越しになりました。
初めての方ですね。
クリスタルボウルを数台所有しているとのことで、それにプロパノータも加えたら「いい感じじゃないか」と思うに至ったそうです。
クリスタルボウルをお持ちという事で、基本的にこのような響きがお好きなのですね。
私は存じ上げませんでしたが「神楽太鼓」の奏者、打楽器奏者でもあるで石坂亥士さんという方のライブで「ガスボンベ」からなるスリットドラムを見てプロパノータに行きついてくれたそうです。
*残念ながら石坂さんが使っているのはプロパノータではありません。
石坂亥士さん、プロフィールを拝見しますと師匠が「土取敏行」さん。
実際の演奏を見たことはありませんが、土取さんの演奏は気になっていました。
リズムが云々と言うよりも、土着的で人間本来が太古からもつ「叩く」という行為を突き詰めているいる方ではないかと想像します。
ちょっと石坂さんのブログを覗くと、やはり出てくる出てくる「へんてこりんな打楽器群」。
打楽器って「何でもアリ」ですもんね。
ところでヤマシタさんは異なるタイプのプロパノータを前に、だいぶお迷いのようでしたが「P10」をお選びくださいました。
HPを見てみると「P10」は在庫に上がっていなかったようですね。
画像は撮った記憶があるのですが、動画を「また今度」と先延ばしにしたまま忘却の彼方へ行ってしまったようです。よくあることです。むしろしょっちゅうです。。。
P10は現物1台しかありませんでしたので、また作ります(いつの日にか)。
「P10」は私の中では最もバランスの取れたタイプ。
音板が2重のタイプで、音数は10音。
10音といっても基本的には5音。残りの5音は同じ音の高さ違い。
いわゆるオクターブ違いってやつです。
おまけに音階的な特徴として「どんなに」デタラメな演奏をしても「音楽的」に聞こえるという便利な音階です(これはP6なんかも同じですがね)。
同じ傾向の「P13」は音が多すぎるとも思っています。
「曲を演奏するなら」とのコンセプトで製作していますが、基本的な私の考えは「そんなに音は必要ない」ですからねぇ。。。
その点「P10」は音数も適度で、一つ一つの音の輪郭がはっきりしているため音量も十分にあります。
もっとも音量はサイズに比例するのでP15などの方が生音はやはり大きいのですが、P10でも問題ないと思っています。
ヤマシタさんには「カリンバ」や「きのこモチーフ」のものなど色々楽器を並べながら遊んでいただき、ついでに感想などのご意見もうかがいました。
「カリンバ」や「きのこモチーフ」のものはブログでちょっと登場しただけですが、また時が来たら改めてご紹介します。
気が付けばあっという間に夏も過ぎ、涼しさも漂う今日この頃。
クソ暑かった工房にお招きしなくて済むのは、私としても助かりますよ。