リズムパターンは重要か?
という事ですが、これに対しては「重要でもあり」「重要でもない」。。。
こんなものはケースバイケースだと思いますよ。
前回のブログでは「打楽器セッション」を「会話」に置き換えてみましたが、
今回は「食事」に置き換えて考えてみましょう。
音楽にはカテゴリーがいろいろとありますが「特定のカテゴリー」の音楽をやるのであれば、やはりそのカテゴリーに適したパターンなりを使うことは重要ですよね。
例えば由緒正しき和風旅館の朝食が「パン」だったりすると「あれぇ・・・」となりませんか。
パンには何の罪もありませんし、「あれぇ・・・」と思った方でも「パン大好き」の人は大勢いるでしょう。
ただ「その場」にふさわしくなかっただけです。
これが特に決まったジャンルではなく「即興性」の強いものであれば、そんな堅苦しいことは考えずに「テキトー」で何の問題もないんじゃないですか。
「納豆カレー」は今や何ら珍しいことは無いと思いますが、初めて聞いた時には「ええぇぇぇぇ」と思ったもんです。
他にも昔には見られなかった「アレとコレ」のコラボなんてそこら中に溢れていますよね。
リズムの組み合わせに関してもそれと同じだと思います。
私が習ったことのある楽器はアフリカの打楽器「ジャンベ」だけです。
打楽器にハマるきっかけともなった楽器です。
特に伝統的なリズムパターンやその組み合わせには全く関心がなかったのですが、「太鼓仲間を作りたい」という理由から定期的にジャンベのワークショップに通っていました(ワークショップ自体は「クソつまらんもの」だったケドね・・)
そのワークショップの中で「このリズムはこのリズムと一緒にやる」なんてものがたくさんありました。
当時の私は「拍」だの「頭」だのはもちろん、先生が言っている事柄が良く理解できていませんでしたので、その重要性も当然わかっていませんでした。
要するに初心者でしたからね。
何らかの「定番リズム」に対して自分が好きなように合わせる時、
「これは合ってるの?」
「この組み合わせおかしくない?」
「センスないと思われていないかなぁ・・」
などなどのマイナスの考えが浮かぶことが多かったことを覚えています。
でもリズムの組み合わせなんて、朝食には「焼いたサケと海苔が良い」と言っているのとほぼ同じだと思います。
「サケと卵」だろうと問題ないし、「サケとケーキ」で行く人もいるでしょう。
つまり組み合わせなんて「なんでもええ」ってことじゃないの。
ただ毎回「何でもええ」となるのは割と大変ですよね。
毎度考えなきゃいけないかもしれないし、常に変わっていたら「定番」が生まれないかもしれないしね。
その手間やらデメリットを減らす意味もあって「この時にはコレにしようぜ!」なんて感じで決まっていったんじゃないですかね。
プロパノータに関してはそのような背景もありませんので、パターン云々は当てはまりませんね。
それでもパターン練習はとても大切で、身になるものという事には変わりがありません。
私も打楽器を始めたばかりのころは、いろいろなパターンを身に付けようとしていました。
今はネット上に参考になるものがゴロゴロしているから、気に入ったものを探してみるのはお勧めです。
同じリズム楽器であり打楽器の代表とも言えるのが「ドラム」だと思います。
特にドラムの場合はそのジャンルに合ったリズムパターンを叩くことが求められると思います。
それに比べて、パーカッションと呼ばれる打楽器群はよりテキトー度が高くても問題ないと思いますので、発想を豊かに持つという事は非常に大切な要素になりますね。
例えば朝ごはんについて。
パン派の人もいればご飯派の人もいますね。