音を作る

今日は先日工房を訪ねてくれた美大生のイナバ君が再び来られました。

 

今日の目的は「プロパノータ作り」。

 

彼は現在大学院で「プロダクトとしての打楽器制作」をテーマに掲げているのです。

そんな理由から工房を訪ねた後「製作しているところを見学させてもらえないか?」との打診があったので、それなら「自分で作ったら」ということで今回のワークショップへと繋がりました。

 

通常のワークショップでは「ニコニコタイプ」を作るのですが、彼は実際にどこかの時間貸し工房などを利用して、日ごろから割と「モノづくり」をしているようです。

大学院でもそのような勉強をしていますが、現在大学は閉鎖中。

大学の設備も使えないそうです。

それではせっかくだから「イレギュラーなモノをつくるか」ということで、僕もまだ試作しか作ったことのないタイプに挑戦しました。

 

彼は昨年の卒業制作だったかな?「カホン」を作ったそうです。

カホンというのは昨今ストリート系のミュージシャンなどにも愛好者が増えている打楽器のひとつですが、見た目は「木の箱」。

上に座って叩くものです。

 

大枠では同じ打楽器というカテゴリーですが、モノとしてはお互いまるで別の存在。

 

一方は「木」でもう一方は「鉄」。

音階もあるものとないもの。

 

誕生の経緯はどちらも廃品や手近にあったものに手を加えて「音が鳴るようにした」という点では同じかもしれません。

 

作業自体は簡単に出来る部分もあれば、初めてではちょっと危ないかなという部分もあり。

内容によっては私が大半を引き受けることもあります。

結果的に時間も通常よりもだいぶかかりましたが、「音を作る」ということの楽しみ、苦しみ、難しさなどなどいろいろ感じていただけたようです。

 

 

手袋をはめて「スタート」

まずは「マーキング」

 

穴をあけたり

溶接したり

 

 

磨いたり

色を塗って完成

 

裏面にも音が入っています。

 

イナバ君、お疲れさまでした。