昨日の中目黒「楽屋」さんでの配信ライブ。
6月5日まで視聴可能ですので、よろしければぜひご覧ください。
ライブ終了後のお話、いわゆるMCにてシタールの加藤さんが話していますが
我々の音楽はスタンディングで盛り上げるロックのような「陽」ではなく、座りながら静かに聞く「陰」のシッティング音楽です。
1曲で約1時間と長尺にも関わらず、盛り上げりを排して淡々と進んでいきます。
そういうのも悪くはないですね。
ちなみにプロパノータは3台使っています。
P6(キーD)がメインです。
無塗装なのでわかりにくいのですが、画面上右はP15でこれも「キーD」。
これはサブ的で、おもにP6と同じ音を一緒に鳴らすことで音に余韻と膨らみを与えています。
最初に登場したものもP6ですがキーがGと全体的に高くキラキラしている感じの音になります。
さらに冒頭で使っていたのはチビッコで、土台部分を外し、代わりにネジを突っ込んでクルクル回して内部の鈴を鳴らしたり叩いたりしています(これはHP上でチビッコを十分に紹介していないのでわかりにくい説明ですね)。
先週の自主配信とは違い、さすが定評のあるライブハウス。
音質のみならず、画質もとても良かったとのコメントを沢山いただけたようです。
終演後に楽屋のオーナーさんともお話ししましたが、配信ライブのために新たに機材を導入しただけではなく、それをしっかりと使いこなすための試行錯誤に莫大な時間をかけているそうです。
そうですよねぇ。。。
機材はお金さえ出せばだれでも買えますが、それをしっかりと使いこなすのは相当学ぶべきことがありますよね。
幸いにもこれまで培ってきた人との関係で、
「手伝ってくれる方やアドバイスをくれる方がいるからこそ出来たよ」
と仰っておりましたが、
「60(歳)でこんなワケのわからんことに取り組まなきゃならんとは・・・」
と冗談交じりにこぼしてもいました。
とても繊細な音を操るシタールの加藤さんも、納得の「楽屋クオリティ」。
それにしても自粛規制の厳しいライブハウス。
チャレンジしているオーナーさんのこの努力が、お客さんはもちろん演者、ライブハウス3方にとって実を結ぶとよいですね。