日本で唯一のプロパノータ楽団「プロパンレディス」。
平均年齢どれくらいだろ?
70歳?もう少し上かな??
自分の母親と同じくらいの年代の方々です。
元々は静岡県藤枝市でプロパノータを製造していた時にお集まりいただいたご近所の奥様方です。
メンバーと言えば
工房裏手に住居を構える大家さん。
お隣の床屋さん。
はす向かいの自転車屋さん。
ちょっと離れた奥さん。
初めはプロパノータの綺麗な音に惹かれて楽器を購入(皆さんそれまで楽器経験はゼロ)。
何となく「レッスンしてよ」とのお声が上がり、週に一回工房での練習が始まりました。
藤枝工房はガラス張りの店舗で外から練習風景も丸見え。
道行く人が良く眺めて通り過ぎていきました。
はっきりと言えば皆さんお孫さんがいる方々。エネルギッシュで元気なおばあちゃんですよ。
山登りが趣味でもあるキャプテンの古川さんのご提案で、南アルプスへ「プロパン合宿」へも行きましたね。
皆さん自営業を営まれている家の奥様ですので、色々と御顔が広くナゼがわからんが方々からプロパン演奏の依頼が舞い込むようになっていきました。
演奏は皆さんをウットリさせるだけのレベルにはなかなか到達できていないかもしれませんのでボランティアがメインです。
主にデイサービスや介護施設。地区のお祭り、福祉施設だったりになりますね。
ご本人たちもお呼ばれされることで張り合いも出来るし、施設利用者さんたちにも喜ばれ、いいことづくめ。
皆さん楽譜に触れたのは小学校以来、それでも僕よりも楽譜の知識はしっかりと記憶に根付いており、工房での練習時にも楽譜のわからない僕に対して「楽譜にはこうありますことよ」などと、散々僕をてこずらせてくれました。いい思い出です。
大家さんでもある小川さんは、今では軽く左右違う動きで両手を使い、主旋律、伴奏と一人でこなしたりしています。
藤枝市の広報誌のトップ写真にまでなった模様。
お陰様でプロパノータはシニアの方々にもご好評頂いております。
先だっても、現工房がある葛飾区内にて現役の技術者としてご活躍されている儀藤さん(77歳?)からもご注文いただき、お届けしてまいりました。
儀藤さんは電気の制御盤などを製作する技術者で、仕事場には所狭しと電材部品が並び、誰もが知っているような大手企業からの依頼をお一人でこなしているそうです。
そういった人生の先輩方からプロパノータをお褒め頂くととても光栄ですね。