「スリットドラム」
プロパノータやハピドラムなど、打面上に切り込みを入れたドラムの総称を「スリットドラム」と言います。
その切り込み部分が「舌」のような形から英語では「タン・ドラム」「タングドラム」(tongue drum)と呼ばれたりもしています。
いままで木製のスリットドラムは世界各地に存在していましたが、金属製で円盤状の物はありませんでした。
(楽器としてではなく「音の出る鉄のオブジェ」としては昔からあったようです)。
ですので製作者それぞれが名前を付けているため、検索で各タイプが一気に出てくることがないのが、欲しくて探している人にしてみれば問題ですよね。
実際、ユーザーの中にはたまたまプロパノータに行き着くまで一年くらいかかったという人も珍しくありません。。。
試しに「ebay」で英語名「tongue drum」を調べてみると、最近チャイナから低価格で出始めたようですね。
この世に登場し始めたころ(約10年前)に比べてだいぶ価格も低くなってきましたね。
(というか適正価格はこの程度だと思っていますが。。。)
瞑想的なイメージを連想させるようなデザインが多かったりするのは、やっぱりその響きの印象でしょう。
過去にも何度か言っていますが、プロパノータが他メーカーのスリットドラムと違う点は「曲の演奏」や「合奏」を第一に考えている点だと思っています。
他メーカー製の物はどちらかと言えば「即興的」な使い方に限られるか・・・
既存曲の演奏となると音階や音数が西洋楽器に準じている必要があります。
簡単に言えば「ドレミファソラシド+半音」。
円盤状のスリットドラムで通常最も多いタイプは「8音」。
8音をドレミファソラシドに振り分けることは造作もないことです。
ですがそれだけではやっぱり物足りない。
つまり、「低いド」や「高いド」のように、いわゆるオクターブ違いの音が欲しいのです。
*シャープなど半音ももちろん欲しくなりますが、ドレミファソラシドのみで演奏できる曲も結構ありますので。
例えば世界各地の曲に使われている音階に「5音階」というものがあります。
日本の童謡や演歌、J-popなども5音階で構成されているものがたくさんあるようです。
それでもやはり「オクターブ違い」の音は結構必要。
*5音階とは一般的に言えば「ドレミソラ」。
この音だけを適当に弾いても「音楽的」に聞こえる音の組み合わせということです。
もしピアノが近くにあるならば「黒鍵」だけで適当に弾いてみても同じことになります(黒鍵の音構成が5音階です)。
他メーカー製はこの5音階からなる場合が多いと思います。5音+オクターブ違いの音が数音入っているパターン。
プロパノータも商品コード「P6」などは基本は5音階(マグネチューニングで音を変えることは出来ます)。
5音階ですと確かに適当でも楽しいです(もっともその響きのおかげで、全くデタラメの音階でも楽しいので音階なんてあんまり意味はないかもしれませんが)。
ですが、即興しかできないとなると「楽器としてはやはり不完全」とのことより、私は製作当初から「既存曲の演奏」が出来ることを求めてきました。
私は打楽器、いわゆるパーカッションをいろいろとこねくり回して楽しんでいますので、本当は「適当」に叩ける方が楽しいです。
楽譜を見ながら「あっ、いけねぇ間違った」なんて実は面倒。
それでもいくつか曲を覚えていくと、即興とは違い「曲が弾けるようになった」との喜びがあるのも事実です。
問題は楽譜が読めないので「カタカナ」に直して憶える作業が大変なこと。
楽器としても幅を広げるため音板が2重になったタイプはその結果生まれたもので、まだまだレアな「金属製スリットドラム」のなかでもさらに「レア」だと思います(最近ちょっと出回り始めたようですが)。
よく「特許取らないの?」と言われましたが、取らないですねぇ。。
アレコレとアピールしながら、ふと「アレ?ワシ何が言いたいんじゃろか???」と我に返りましたが、HP販売の目論見として
「基本的なタイプの動画を紹介し、各在庫を載せご購入の検討をしていただく」
というものでしたが、なかなかどうにも在庫情報が後手後手から放置になってしまう。
さらに動画もほとんど視聴されていない模様。。。。。
以前フェイスブック上で「スーパーマリオテーマ」を載せ、それを広告で出したら5,000回くらい見てもらえたようでしたが、ユーチューブでは未だ数十回の再生のみ。
音と響きを知りたいユーザーの方にとっては甚だ不十分な内容なのかもしれませんね。
そんなことで、もしもっと具体的なご質問などがあったりしたら直接ご連絡をいただければお答え出来ますので、お気軽にお問い合わせをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
結局言いたかったことが、たったの2行。しかも文末に。。。。