今月下旬からの春のクラフト出店用として昨年末くらいから試作を繰り返してきたもの。
かれこれ30個くらい作ってみたかな。。。たいていボツ。
これにずっと掛かり切りというわけではないですが、なかなか難儀しますね。
プロパノータには人だかりが出来るけど、そうそう売れるモンではありません。
宣伝のみでもツラいので多少なりともご購入のハードルを下げられないかと思いましてね。
そんなワケで「何か」を探していたのです。
単純ですが今のところはチッコイものになりました。
単に小さくて価格も3~4千円ならいいのか?、と自問してみるも「なんか、おもしろくないんだよなぁ・・・」と、どうも方向性が定まらない。。。
意外にも工房に来た人たちには好評で、幾つかお買い上げしてくれた方もいたのですが「なんかなぁ・・・」感がイマイチ拭えないのです。
モノの本には「作りたいもの」ではなく「欲しがられるもの」を作れ!!みたいな言葉があふれているので、まぁ、そりゃその通りだとは思うのですが。
だいったい、その手の本には似たようなことが書いてあるけんど、たま~にナゼか、どうかして買ってしまうことがあるんだよね・・・結論は常に「そんな本は、役に、立たん!!!!」。でもまたついつい買っちゃうんだよね。。
話をちびっこいのに戻しますと、加工時間そのものは短くて済みますが、小さいことでやりにくい点もあります。
器に対して切断用の刃やグラインダーの砥石が大きすぎるので、油断するとあっという間に切り過ぎに。
溶接して直すなんてことをしていたら、全くばかげた行為になってしまいます。
「響き重視?」
「やっぱり音階付けるか?」
「何音入れるか?」
「見た目は??」
などなどで、いろいろ迷います。あんまり時間がかかるようだと本末転倒になっちゃうし。。。なんか堂々巡り。
昔々、プロパノータ製作開始当初も、廉価版を作っていたのです。
その時には何かと物色しているダイソー様で扱っていたフライパンと中華鍋が素材でした(ともに¥200商品)。
初めは数個単位で買っては試していましたが、面倒なので各50個まとめて購入。
ほぼモノにならず、やっと合格かな、という頃にはダイソー様、販売終了・・・音の余韻が短くチープでカワイイ音でした。
たくさん材料があるのも考えもんですね。容赦なく無駄使いしてしまった。
もちろん1個、2個くらいなら上手く出来ますが、それを失敗せず毎回ちゃんと出来ないと意味がないし、作り方も含めてのお試しです。
手を止めて考えている時間も多くなるので困ったもんです。。。。
プロパノータ製作時に出るあまり部材をさらに再利用した「一輪挿し」が売れるといいんですけどね、みんなプロパンに目が行っちゃうからコイツはただボーッとぼっ立てるだけの存在になってしまうのが誠にザンネンなり。。写真の花(葉っぱ?)はデカすぎたね。。