先日、プロパノータをご購入いただいたお客様が、画像を送ってくださいました。
ちょっと斜めになるように台を製作し、マレットもパイプから木へと変えて短くされていますね。
マレットの一方には別素材の先っぽを付けて、丸くしたことで叩きやすくなったそうです。
また別素材の部分で叩けばまた違った音色になりますね。
「楽器」と言っても、所詮は「音の出る道具」だと思っています。
皆さんも求めているものは楽器そのものではなく、そこから生み出される音が欲しいわけですよね。
道具である以上は、使う方が好みや使いやすさに合わせて「改良」することはとってもいいことだと思いますので、このようなカスタムは本当に素晴らしい!!
僕も楽器を初めて手に入れたころは、楽器に手を入れるなんてことは考えられないことでした。
でも今は何とも思っちゃいません。使いにくければジャンジャン手を入れます。
これは打楽器だから言えることかもしれませんが・・・
例えば僕は私物の打楽器をイベントなどでも子供たちにも遠慮なく触らせたりしています。
特に使い方も説明しません(奇想天外な使い方の発見になるかもしれないし)その結果、壊れることもありました。。。
でもそれはたいして気にはしません。
何故なら、本当にショックだったりどうしようもない時には買いなおすことが出来ますし(だいたい僕の持っている楽器はそんなに高価でないからね)、それ以上に、もし壊れて音が変わったとしても、もしかしたら面白い結果になるかもしれないと思うからです。
実際、自分で使っている限りは壊れることはありません。もちろん壊そうとも思っていません。
そうなると、思いもよらぬものに出会いうには不可抗力的な形によっての意外性(ぶっ壊される)くらいしかないわけですね。
もちろん、配慮のない使い方で壊されることには心が痛みますし、ハラも立ちますが。。。
仮に、もし怪我などをして以前と同じようには身体が動かなくなってしまっても、人生は続いていきますし、その中で折り合いをつけるしかないかもしれません。怪我の功名を見つけていくしかないよね~。大局的だなぁ。
プロパノータには専用スタンドもあり、それを使えば角度も付けられて便利です(いずれ作った時にご紹介します)。
マレットの両端に違う素材をつけるというアイデアはもちろん検討したことはありますが、そうすると本体に開けられた「収納穴」に入らなくなってしまうので却下となりました(僕にとっては収納穴は大きなウリのひとつ)。見た目がユニークになるもんね。
この辺りはお好みでカスタムしてください。
またお客様のカスタム希望にも出来る限り対応させていただきたいと考えておりますので、お気軽にご相談ください。
それにしてもこのプロパノータ、焼き上げがきれいに青みがかかって美しい。。(青みはなかなか出来ないのです)

