昨日(13日)、岡部洋一さんと相川瞳さんとのパーカッションライブを見に行ってきました。
岡部さんはパーッカション界の巨匠として君臨されている方ですが(一見コワモテ)、そんな風情は一切出さすに僕なんかにもとても心遣いをしてくださる素晴らしい人格者です。
相川さんには初めてお目にかかりました。若くて綺麗な方なので「若手打楽器奏者」と言ってしまいそうですが、もうずっとご活躍をされている方でした。つい先日の月曜日にNHKラジオ「ごごラジ」に出演されていました(楽しみにしてたけど、日時と番組を間違えて聞きそびれた・・)
ライブの内容は7割がた「即興」。
岡部さんのセットは比較的控え目だったような気がします。
一方の相川さんには、カホンやジャンベその他を横目に、ドカンと「ヴィブラフォン」かな?でっかく鎮座してました。
「んじゃ、なんかやりますか」ってな感じで、なんか始まり、まぁ最初は探り合い状態ですが、徐々にヒートアップし、激しくなり、優しくなり、変なの引っ張り出し、脱線し、また戻り、なんか終わる。
「即興」ですからね、ワケの分からん楽器やらオモチャやらがいろいろピンポイントで登場するです(相川さんはトイマジックオーケストラというグループのメンバーでもあります)。
ある超有名なドラムの方が「ドラムは馬鹿でもできるけど、パーッカッションは馬鹿じゃなきゃできない」と言っていたと思いましたが、全くホントですよ。。
いい大人がオモチャ鳴らして大喜びしてるんだから。ほんでまた見てる方も大喜び・・・コレじゃどっちもどっちか。
でもとっても残念なことに、お二人の実力、キャリアからしてはお客さんは正直少ない。。。
打楽器のライブに来るような人は、ちょっと少数派なんだろうとは思うんですよね。
「ジャンベ」とか「カホン」とかある一つの打楽器をやっている人は、あんまりほかの打楽器には興味がないようで、それが僕にはちょっともどかしいし残念だと思うです。
色々やると相乗効果で演奏の幅もぐっと広がると思うんですけど,キリがないし所有するのも大変だからねぇ。
まぁ話は戻り、即興だけだと終始似たような感じになっちゃいますが、そこは「デンッ」と鎮座している「ヴィブラフォン」かな?がありますからね、しっとり聞かせてもくれます。
最後の演奏となった相川さん作曲の「レ」という曲は岡部さんがタブラで絡み、素晴らしい世界が広がりました。美しいねぇ。
これは相川さんがブルガリアにコンコールで出かけた際にできた曲だそうです。
「ブルガリア」東欧ですね。
バルカン半島周辺、中央アジアって僕にはとても魅力的で、詳しいことは何一つないけど音楽も好きです。
基本的に僕は昔から、いわゆる「インストルメンタル」が好きで、昨日の「レ」のようにイメージ上の風景が感じられるような音楽が好きでした。
最近は特に何が好きっていうよりも、「いいモノいっぱいあるな」って感じで先入観がなくなり良いことですよ。
これが年取って「枯れる」ってコトかな(笑い)
ケータイまだ来ないので写真ナシ。