「Key」ってややこしか・・・

 

プロパノータ「P13」。

直径22cmの中に13音入っています。

通常の音階は「ドレミファソラシドレミファソラ」の13音。

動画のものは「Key」を変更した、いわゆるちょっとカスタム。

 

こちらのタイプは以前ブログでもご紹介したタカハシさんからのご依頼。

タカハシさんはこちらとサイズ大の「P15」のご注文くださいました(これもカスタム音階)。

ちなみにもうとっくに納品済みです。

 

動画でもご説明しているようにスタンプ表記された音と「実音」は違います。

僕は打楽器以外のことは何もわかりませんが、このような仕組みは特に珍しいことではないようですね。

P13に関しては電話でのやり取りでしたので、正直「コレでえぇのかなぁ・・・」と不安感がぬぐえませんでした。

出来上がって初めて「こういうことになるのネ!」と納得(それもどうかと思うが)。。。

 

「ド」を基準にした通常の音階よりも全体的に音が高いので、個人的にはこちらの方が「響いてる感」があり良いと思います。

しかしそうなると、ちょっとまたややこしくなりそうで悩みます。

どちらにしても「音域」には制約があるので「なんでもかんでもOK」とはいきませんね。

すべてしっかり「鳴ります!」とも断言できませんし。。。

動画でも言及していますが、最高音の「ミ」(実音はレ。。ややっこし)は鳴ってませんよね。

こちらは方法としては「素材を厚くする」ことで解決できるかもしれません。

経験的に皆さんも心当たりがあるかもしれませんが、「薄っぺらい」ものよりも「厚い」ものの方が、音が高いと感じるんじゃないでしょうか。

実際にその傾向があります。

これは昔々のお話になりますが、ボンベはメーカーにより同規格でもサイズは一定ではありません。

直径が違うものもあれば厚みが違うものもありました。

試しに厚いもので作ってみたら音が甲高い。

ま、しかしその時は単に「厚いと甲高い」で終わりました。

「甲高い」と「高い」は違うかもしれませんけれどね。

印象でしか覚えていませんし。

 

そのように素材を厚くすれば高い音でももう少し「芯のある音」が出るかもしれません。。。

ですが問題は・・・「重くなる」。

重量は見くびることはできない問題です。

重いのはやめた方がいいと思うよ。

 

 

動画の最初のパートではやけにマレットのアタック音が強調されている感が否めませんが、これはカメラの特性かもしれません(アイフォンでそのまま撮ってるだけだけど)。

2重の音板ではそれぞれの音の調節具合により「フワァ~ン」と、後から音が立ち上がるような調節をしています。

もっともこの音もP6の「共鳴音」と同じですべての音に施しているわけではありません。

ちなみにP6の共鳴音は「フワワワァン」。2重の音板は「フワァ~ン」って感じ。P6共鳴音の動画はコレ

理由は全てがこの響きになってしまうのは面白くないということ。

そしてすべての音にこのような響きを持たせることが難しいということの2点です。

「フワァ~ン」」という響き具合は、音とその他の条件にも左右されるので、コレをスタンダードにするのは製品としてバラツキが出てしまいます。

よって1~2音にとどめています。

 

さて、カスタムの音階ですが、僕も低い音があと1~2音あればと思うことは多々ありました。

しかしこのような考え方はまるで知りませんでしたので、単純に下の音を追加するということしか思い浮かびませんでした。

その場合、音の配置方法、さらには音数総数の制約などから案がまとまらず棚上げ状態でした。

「曲の演奏もできる」ということを「ウリ」としていながら、楽譜もしくは楽典に対する勉強不足と言わざるを得ませんね。。。しかしこういうのは実践がなければなかなか身に付かないでなぁ。調べたり読んだりしてもイマイチわかりませんよ。

これも自分自身が既存曲の練習に全く取り組んでいないことも大きな原因かと思います。

「自由演奏」ももちろん楽しいのですが、「曲をマスターする」ことも同等に面白いですからね。

そちらもやらないと、ね。

努力します。

 

件の楽器、タカハシさんは主にサイズ大の「P15」。

「P13」は奥様が「綺麗な音ねぇ~」と楽しんでくださっているとのことでした(奥様は楽器未経験)。

 

タカハシさん(4月ごろに国立音大に納品に行った帰りにご自宅のお邪魔しました)。国立音大のお話し